2015年5月12日火曜日

[ 銘柄分析 ] エスクリ

売上高
 38→52→69→107→129→193→232 (億円)

経常利益
 1.4→3.9→5.9→10.1→11.8→18.1→23.5 (億円)

ROE
 97%→43%→34%→43%→32%→34%→33%


あらかじめ断っておきたいが、今回の記事は分析ではなく感想なので、利害関係者以外は読む価値がない。

さて、私にとってエスクリはさして興味深い銘柄ではない。エスクリはどこからどう見ても単なる優良成長企業だ。特異な点があるとすれば、これだけの成長率にもかかわらず、PERは常に低水準であることで、おそらく同業他社の水準に引きずられているのだろうが、市場のゆがみという言葉以外でこの現象を説明することは私には不可能だ。
業績予想も背伸びしすぎず、保守的すぎず、期中に大幅な上方修正、下方修正が出ることは少ない。売上高まで百万円単位を丸めずに出しているということは、おそらく社内計画値に何の細工も加えていないのだろう。このくらいの規模の会社では珍しいことではないが、率直さに好感が持てる。

出店拡大による結婚式場ビジネスという恒久性が高いとは言い難い成長モデルなので、いつか訪れるであろう成長限界については注意する必要があるが、それとてそのタイミングを予想する気になれない。
PERはたかが10倍強。この銘柄をどうするかは、実際に成長限界が訪れてから判断したい。

ただ、永久保有前提であるいくつかの米国ブルーチップ銘柄と違い、私にとってエスクリはあくまで数年内にExitする予定の投資対象であるため、不本意ながら少なくとも年度末の業績動向には意識を向けざるを得ない。

そんな折、平成27年3月期(前期)の実績と、平成28年3月期(当期)の業績予想が発表された。
前期の業績内容は冒頭の数値の一番右だ。相変わらず、どこからどうみてもいつも通りの2桁成長となっている。
問題は当期の予想値なのだが、売上は20%増の274億円といつも通りの感じだが、経常利益は19億円と、18%の減益。いつも出店費用が嵩みながらも常に大幅増益を果たしていたので、このようなことは記憶にない。

会社の言を借りると、「次期にオープンする予定の3施設の開業はいずれも秋以降に集中する計画となっていること」「新たな収益モデルの先行投資が想定されていること」「原価率を引き上げたこと」などが減益要因であるとのこと。先行投資は内製化を推し進めるための物で、およそ6億円との説明があった。金額的にはこれが減益の一番の要因だろう。具体的には何なのかよくわからないが。

ただ、数値面でも下期だけの対比だと、経常利益は
 前期 22億円 → 当期 26億円
と相変わらずの2桁増益となる。予想値に背伸びが含まれていないのなら、成長路線に変わりはないと理解していいだろう。

何より、今までの有言実行と率直さから、会社説明資料の最終ページにある
「~第2の成長ステージへ突入しました~」
という自信満々なコメントを素直に信じてみたくなる。
まあ、これ以上ポジションを増やすつもりはないので急落しても買い増さないが…

最後に、株主優待の拡充は何千株も持っている私としては、いい迷惑であると付け加えておこう。

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