紋切型辞典 〜マネーリテラシー〜

株式投資(※1)はギャンブルだと親から教わった。元本が確保されていないものにお金を投じるなんて怖くてとてもできない。

でも、投資信託(※2)は別。 プロが運用してくれるので安心だ。毎月分配型であればリスクは少ないと銀行員が言っていた。

安心が欲しくて保険(※3)にたくさん入る。妻と子供のために、もしもの時の準備は万端にしておく。

宝くじ(※4)はプライスレス。一枚300円で夢を買えるのは素晴らしい。

スマホ代(※5)が家計を圧迫する。苦しいがこれは必要経費と割り切るしかない。

クレジットカード(※6)はデータが盗まれて悪用されるのが怖くて使っていない。

趣味は一家揃っての海外旅行(※7)。ちなみに今年はオーストラリアだ。

そうそう、思い切ってマイホーム(※8)を買いました。



※1【株式投資】
個人投資家の9割が負ける? 一応、株式投資の期待リターンは正の符号なのだが。


※2【毎月分配型投資信託】
分配金は元本から出ている。
しかもそれに対して税金が源泉徴収されている。
毎月決算することで無駄な手数料がかかっている。
毎月分配型投資信託に存在意義などない。
それがこの世から消滅して困るのは金融機関だけだ。


※3【保険】
劣悪な金融商品、そう、それが保険。一般に広く浸透しているということを加味すると、考え得る限り最悪の金融商品と言える。
支払った金額に対して戻りが期待できる金額の割合である還元率は、商品によって異なるものの、良くて40%やそこらだ。手数料が60%もあるということ。
還元されなかったお金は、保険会社総合職社員の高給、大量に存在する保険外交員の給与、彼らの高価な指輪や外車、そして保険会社の利益となる。それが気に入らないなら、保険は「保険対象の事象が起こったら破産する」ようなものにだけにしか入ってはいけない。

死亡保険
今現在、貯蓄がなくて、扶養家族がいる場合だけ加入を検討しよう。
その場合でも、年を取る毎に保険料と保険金額が減少する逓減型がいい。
あなたが新入社員だとしたらおめでとう。
扶養家族を持つ前にある程度の貯蓄を行えば、生涯、死亡保険に入る必要はない。

医療保険、がん保険
検討の余地なく入る必要はない。今入っているならすぐに解約すべきだ。
入院1日につき5,000円などという保障があなたを破産から救ってくれるのか。
それに、あなたはすでに健康保険に入っている。
医療保険は、この世の誰の役にも立っていない。
がんは日本人の3人に1人が罹る。
発生確率の高いものほど、被保険者のメリットは少ない。

自動車保険
対人賠償保険は必要だろう。でも、自動車を買わなければ必要ない。

学資保険
保険というより強制貯蓄。
ところで、お子さんが18歳になるまで資金を拘束されるリスクと、
保険利回りを天秤にかけたことは?

その他こまごました保険
家電保証期間2年延長 5,000円。
レンタカーの事故時レッカー保証 1,000円。
世の中には他にも色々な保険が溢れている。
もちろん、全て不要。


※4【宝くじ】
還元率は45%。買ってはいけない。
金銭的に余裕のない人ほど宝くじを好んで買う傾向にあるのは皮肉だ。
自ら進んで税金を納めている。


※5【スマホ代】
月7千円、一家4人で通信費3万円? あなたはもしかして携帯電話会社にお金を払うために働いているのかもしれない。
ガラケーには戻れないだろうから、MVNOに切り替えてみてはどうだろう。
10万円もする最新のSIMフリーiPhoneを買ったとしても、2年間使えば端末代込みの月額換算で2千円、一家4人で8千円もの節約効果になる。


※6【クレジットカード】
スーパーのレジに並んでいると、現金支払いする人のあまりの多さにめまいがする。
財布を小銭でじゃらじゃらさせて私のレジの待ち時間が長くなることを心配しているわけではない。
スムーズな決済と、カード支払いで得られるポイントと、現金引き落としを1ヶ月遅らせることが出来るメリットを、一体どうして彼らは放棄しているのか、理由が分からないだけだ。


※7【頻繁な海外旅行】
旅行が趣味とはなんて素晴らしい。
日常と異なる経験は見識を広げてくれるし、リフレッシュもできる。
ただ、決して折り合えないと思うけど、私はその旅行の費用対効果を信じていない。
海外旅行は得られるものに比べてかかる費用が高すぎる。
その旅行によって得られる知見は、所詮、あなた一人が直接見て、聞いて、感じたことでしかない。
本や映画で異国を学べば、そこには製作者の視点が混ざってくる。自分一人の視点で世界を感じるより、はるかに複雑で有益な体験だ。
まあ、決して私の言い分に納得はできないだろうけど。


※8【マイホーム】
賃貸が得か、購入が得か。マネー雑誌が好む永遠のテーマだが、答えははっきりしている。
「価格による」と。
ただ、自分の全金融資産が「マイホーム」という1商品に傾くことの危険性は、投資家ならわかるはず。

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