失望と怒りにより売却 -フジ・コーポレーション-

 さて、前回投稿で株主利益を優先することの重要性を他人の言葉を引用して強調したばかりだが、めでたいことに早速それに冷水を浴びせかけられることが私のポートフォリオに起こった。ブログ冥利に尽きるよ。
 タイトルに書いたね。持ち分比重は低かったけど、割とお気に入り銘柄だったフジ・コーポレーション。
 聞いてびっくり、たかだか運転資金調達のために大規模増資だってさ。
 あんまり頭にきたもんだから、全部売っぱらっちまった。

 「成長企業が」、「この超低金利時代に」、「借り入れではなく」、「タイヤやホイール仕入れのために」、「PERたった11倍で」、「8%の希薄化増資」。

 こんな馬鹿な話があっていいのか。この前酷評したPCデポよりはるかに酷い。この企業は成長していれば市場からはATMのように金を引き出していいとでも思っているのだろうか。

 経験則から、こうした増資発表によって急落した株価は速やかに元に戻す場合が多いことや、感情に身を任せた売買が投資行動としてまったく合理的でないことは百も承知だが、ポートフォリオに不快な銘柄が存在していることの心理的抵抗から解放されるメリットの方が大きいと判断した。私ときたら、投資に関しては、本当に、難儀な性格だ。

コメント

  1. こんばんは、謎manです。
    プレノンさんは、ご自身に信念があるからこその行動でしょう。
    人生何に重きを置くかだと思いますが、私も人格を金に換えたくはありませんので、
    株主を馬鹿にする行動をとる会社は、見切りをつけ、その後は関わらないようにするタイプです。

    いつも勉強させていただいております。有難う御座居ます。

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    1. 信念というよりは短気なだけなので、売却行為を誇るような意図はないのです。
      潔癖も度がすぎるといいカモになってしまうため、短気を起こすのはポジションが少なく損しても傷が浅い時だけにしないといけませんね。
      むしろ反面教師にしてもらえたらと思います。

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