マイ・ポートフォリオ(2018年2月末)

年初来リターン (円建,税,配当込み)  +1.0%
S&P500 (円建)  -3.9%
投資元本 29.8百万円


全部売却:SUBARU(7270)、エーアイテイー(9381)
一部売却:Philip Morris International(PM)
新規購入:PayPal Holdings(PYPL)
追加購入:Lam Research(LRCX)


 eBayがかつて子会社だったPayPalとの蜜月関係に終止符を打ち、2020年以降は基幹決済方法をAdyen(アディアン)というサービスに変更するとの発表があった。それによりPayPalは急落し、私のポートフォリオに加わった。スピンオフ直後は売上げの半分近くを占めていたPayPalのeBay依存は、すでに13%くらいしかなくなっているしね。
 急落といっても10%強程度のことで、強力なグロース株であるPayPalは一見すると下落後でも割安感に乏しい。しかし、成長率はここ数年ビザやマスターカードを凌駕しているにもかかわらず、予想PERは両社に対してわずかにプレミアムがのっているだけに過ぎない。相対的に若いフィンテック企業へも触手を伸ばしておきたいという思惑から購入に至った。

 あとは半導体だ。超微細化が進む半導体は製造難易度がますます上がっており、その難しさが製造装置と製造プロセス上のノウハウの重要度を高めている。設計などの上流から製造の下流に主導権が移るというのは、バイオ医薬業界でも観察された現象だ。設備が飛ぶように売れているにもかかわらずアプライド・マテリアルズやラムリサーチなどの製造装置メーカーは予想PERが10倍台前半と極めて評価が低く、凡百の景気敏感株と同じ扱いを受けている。買ってみたいという誘惑に抗うことは困難だった。

コメント

  1. もしよろしければAMATではなくてLRCXを選んだ理由をお伺いしたいです。

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    1. 3D NANDへの期待があるからです。どちらを購入しようか悩んだのはむしろTSMでした。記事にもある通り製造プロセス上のノウハウがTSMに蓄積していることから、こちらも強固な優位性を確立しているだろうと考えますので。
      最終的にはオペレーティングレバレッジが高く、需要増に対する業績感応度が高い製造装置メーカーの方を選んだ次第。

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