2016年2月25日木曜日

行動心理学を意識する

 誰しも生まれながらにして自分の行動をコントロールできる賢者ではないから、知識を蓄えることにより破滅行動を抑える努力は重要だ。他人のふり見てわがふり直せ。先週のウォールストリート・ジャーナルにまさに投資行動心理学に準用できそうな記事が二つ掲載されていたので、少しばかり眺めてみよう。


[事例]

 宝くじの高額当選者が出ると、近隣住民の間で破産が急増することが統計上わかった。所得格差の大きい地域でその傾向はより顕著であったという。

 <株式投資に当てはめたら?>
 レバレッジをかけまくった成長株投資で資産を増やしまくっている他人のブログを見て羨望や嫉妬、焦燥に捕らわれた結果、無意識のうちにリスク許容範囲を超えた投資方法になっていないか。


[事例]
 ある企業が従業員に健康増進のため、一日7,000歩ウォーキングのノルマを課した。ノルマ達成に対して報奨金を出したグループでは、無報奨のグループと達成率について有意な差が確認できなかった。しかし最初にノルマ達成分に相当する報奨を与え、ノルマ未達の場合に報奨減額していく"罰則方式"を採ったグループでは、顕著な達成率上昇効果が見られた。人は利益よりも損失について、より強い反応を示すことがうかがえる。

 <株式投資に当てはめたら?>
 投資行動が自分の買値に支配されていないか。含み損の数値が毎日目に飛び込んでくるのは憂鬱かもしれないが、株式価値は不確かな将来収益を反映した流動的なもので、絶対的な水準など存在しないことをもう一度胸に刻み込もう。ただ、含み損を必要以上に軽視することもまた問題だ。高等生物が痛覚を持つのはまさに生き延びるため。含み損は、あなたに危険を知らせる痛覚の役目を果たすこともある。


 株式投資はその性質上、心理学とは切っても切れない関係にある。次に紹介するサイトはまさに「株式投資と心理学」というタイトルの通り、行動心理学という観点から示唆に富む内容に溢れている。
株式投資と心理学
http://psychological-jp.com/

4 件のコメント:

  1. 上のサイトで投資家適正度診断してみたらBBで平均よりかなり下とでました やることが裏目にでることばかりで参りますが大人しくインデックスファンドを買う気にもなれない大バカです 愚痴を書きました失礼
    このサイトの更新は楽しみにしています ゆっくりでも長く続けて欲しいです

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    1. 私の適性はBBBで平均以下でした。
      紹介サイトの非合理的な行動事例には心当たりのあることだらけで、平均以下という評価にも納得です。

      そして応援のお言葉、ありがとうございます。このブログの更新を一番楽しみにしているのは何より僕自身なので、ネタに行き詰まらない限りは頑張るつもりです。

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  2. 僕も診断結果BBでした。
    が、あの設問には異論しかないです。
    質問が有効な投資家とそうでない投資家がいると思います。
    性格診断の方がまだ役に立つのではないかな、と思ってしまいました。動物占いとか。

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    1. 各設問がどういうパラメーターを持っているか、前提が短すぎてどうとでも捉えられるので、どれだけ考えても分からないのは確かですね。心理学に基づいた設問なのか、管理人の適当なお遊びなのか。僕は後者だと思ってますが。

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