2016年7月15日金曜日

投資手法の分類

 画一的な分類というのは好みに反するし、普段そんなことを考えてもいないのだが、それでも練習のために個別株投資家を分類せんと試みる。図表にしないのはせめてもの抵抗と捉えて欲しい。

 個別株派を大別するとファンダメンタルズ派とテクニカル派に分かれるらしい。
 ファンダメンタルズ派が着目する指標も様々で、財務数値などの定量情報であったり、競争優位性や成長力などの定性情報だったりする。ただ、銘柄選定にあたっては上昇余地と下落耐性のどちらにより重点を置くかによって派閥がさらに分かれる。

 上昇余地に着目する場合、カタリストは次のようなものになるだろう。
 ①注目度 - 旬のテーマや東証一部昇格候補を事前に仕込む。
 ②景気循環 - 景気の底を当てて大きな利幅を狙う。
 ③成長率 - 利益成長とともに株価は当然上がるはずでしょうという期待。
 成長率に着目する人はグロース派なんて呼ばれることもあるようだ。

 下落耐性に着目する場合、主に次の項目が重視される。
 A. 収益安定性
 B. 財務健全性
 C. 株主還元施策


 ③成長率 A. 収益安定性 へのこだわりが両立することはよくある。どちらも【ビジネスモデル】【所属市場の魅力】【競争優位性】によく言及する。この派閥は株式投資の王道と一般には認識されている。現に、日本の個別株投資家でブログを書いたり読んだりしている層はこの派閥に集中しているイメージ。

 景気循環の流れに賭ける投資家はタイミング投資派とも呼ばれ、マクロ経済指標抜きには語れない。住宅着工件数やら雇用統計あたりの景気先行指標にかじりつく。

 次にテクニカル派だ。注目するのは出来高とチャート。
 形式的には過去データを未来に適用しようとする手法と言えるし、更に突き詰めればデータ化された集団心理を読み解く手法と捉えられる。だからこそ、ファンダメンタルズ派とテクニカル派は相反せず、両者を組み合わせて用いる投資家は多い。

 その他には裁定取引派がいたりする。
 目視不可能な光の速度で取引の間に滑り込み、アルゴリズムによる高頻度取引で小数点数桁未満の利ざやを積み重ねるという、人間ならざる存在もここに含まれる。香港市場と上海市場で同じ銘柄に異なる株価がついているので、高い方を売り、安い方を買うといったことくらいしか人間に出来ることはない。

 でも目的は結局みんな同じ。「お金を儲けたい」
 だからどの派閥も同じ土俵で戦えるのだね。

 今日の記事を「らしくない」と思われた貴方。するどい。ちょっと無理やりひねり出した感があって、人間不得意なことはするもんじゃないねと、締めにあたって反省していたところです。

2 件のコメント:

  1. 無理やりひねり出した文章でも、よくまとめられている良い内容でした。

    「同じ土俵で戦える」というのを掘り下げると面白かったですが、そこから先は異論反論オブジェクションになるのでここで止めておいた方が良いかもですね。

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    1. 視点によってまだまだ異なるカテゴライズが出来そうですね。
      私はMEANINGさんと同じく、性格と投資手法の適応性が最も重要だというスタンスなので、今度は個人投資家にみられる性格を類型化してみるのも面白いかもしれません。

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