本日の米国株豆知識 総集編

 誰に待ち望まれているわけでもないこんなコーナーをTwitterでやっておりまして、いくつかネタが貯まったのでこうして総集編を作成しているわけです。


1.
ディズニー社の主要収益源であるスポーツ専門チャンネルESPNは、現地では「イーエスピーエヌ」ではなく、「エスピン」と発音される。

2.
AflacはAmerican Family Life Assurance Company of Columbusの略称が正式社名になった米国企業だが、売上・利益の8割は日本。ただし取締役会メンバーで日本人は13人中1人だけ。

3.
1891年から1904年までの間、コカ・コーラには実際にコカの葉が使用されており、グラス一杯9mgのコカイン成分が入っていた。

4.
いわゆるダウ平均とはダウ・ジョーンズ工業株平均のことを指すが、元祖ダウ平均は、現・ダウ輸送株平均だった。ダウ平均が誕生した19世紀末は、大企業の多くが鉄道会社だったからだ。その後の産業発展により工業株指数が生まれ、輸送株平均は脇役となった。

5.
ダウ30種の中で、社名が創業者にちなんだ企業は、 ボーイング、デュポン、ウォルト・ディズニー、ゴールドマン・サックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、マクドナルド、メルク、ファイザー、プロクター&ギャンブル、ウォルマート の11社。

6.
ナイキ(旧社名ブルーリボン・スポーツ)は設立当初、オニツカタイガー(現アシックス)の輸入代理店だった。

7.
小野薬品のがん新薬オプジーボの対抗薬であるキートルーダを開発する米メルクは独メルクとは別企業。第二次世界大戦で独メルクのアメリカ支社が接収されて、以後、独自路線を歩んでいる。米メルクは米国外でメルクの名を使えず、独メルクは北米でメルクの名前を使えない。

8.
クレジット決済のアメリカン・エキスプレスと、商業銀行のウェルズ・ファーゴの創業者は同じ(ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴ)
アメックスは、荷馬車で貨物を運ぶ運送業者として設立されたため、ウェルズ・ファーゴのロゴも荷馬車となっている。

9.
たばこ会社の売上高に占めるたばこ税割合
北米のみのアルトリア・グループ(MO) : 27%
北米以外のフィリップモリス(PM) : 65% !

10.
2015年現在、北米のインターネットトラフィックの半分以上は、YoutubeとNetflixの2つのサービスによって占拠されている。
(Netflix 37%、Youtube 18%)

11.
ウォーレン・バフェットが経営する時価総額36兆円のバークシャー・ハサウェイ。その公式ウェブサイトは驚くほどショボい。
http://www.berkshirehathaway.com

12.
米国最大の輸出企業はボーイング。

13.
アラガン社が販売するシワ取り効果で有名なボトックスは、ボツリヌス菌から産生されるA型ボツリヌス毒素を有効成分とする。
ボツリヌストキシン(Botulinum toxin)だからボトックス(Botox)

14.
エクソンモービルの戦略企画部門は1980年代に2000年の世界のエネルギー消費量見通しについて予測し、その誤差はわずか1%だった(しかし、原油価格の見通しについては大きく外した)

15.
米国大手企業の非創業者CEOにはインド出身者が複数いる。
サティア・ナデラ(マイクロソフト)、サンダー・ピチャイ(グーグル)、インドラ・ヌーイ(ペプシコ)、アジェイ・バンガ(マスターカード)、ヴィクラム・パンディット(Citi -2012まで)

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