マイ・ポートフォリオ（2018年1月末）

年初来リターン (円建,税,配当込み)　+5.4%
S&P500 (円建)　+2.4%
投資元本　29.7百万円

全部入替：Cigna(CI) → Anthem(ANTM)
一部入替：ジェイエスエス(6074) → Arista Networks(ANET)


　印象論で語るのではなく、現実を見てもらいたい。スピード違反だなんだと囃し立てられていても、S&P500は年初来から円建てでたった2%強しか上がっていないのだ。我がポートフォリオはそれを大きくアウトパフォームしているが、思えば去年も前半はS&P500を5ポイントほどリードし、年央にフットロッカー暴落で5ポイントほどビハインドし、年末にマーケットパフォームに追いついたというボラタイルさを見せていたので、1ヵ月の値動きなどどうでもよい。

　ホットトピックスとして、つい先日、バークシャー・ハサウェイ、アマゾン、JPモルガン・チェースの3社が、米国内従業員向けに「利益を追求しない」ヘルスケアソリューションを提供する新会社を設立すると発表した。ウォーレン・バフェット、ジェフ・ベゾス、ジェイミー・ダイモンの3人は数年前から制度的に破たんした医療制度に関して対話を続けてきており、それがこの提携に結び付いたとのこと。
　おかげで私のポートフォリオ一位に君臨する医療保険のアンセムは酷い急落に見舞われた。しかし、各CEOの声明を読んだところ、新会社で何をするか具体的なところはまだ決まっていないように思われる。声明の内容はとても薄い。

• 医療費の増大はマジやばくて、アメリカ経済の力を削いでいる。
• でも医療システムは複雑だし、現時点でその解決策は見つかっていない。
• とはいえ俺たちには凄いリソースがあるので、テクノロジーを駆使してコスト削減を実現していくつもりだぜ。

　実のところ、この程度のことしか言っていない。目が眩みそうなネームバリューが並んでいるが、現時点で医療保険株に対する脅威は感じない。アンセムを売る予定は、今のところない。

　この記事を執筆している今、各企業の決算発表がピークを迎えつつある。何かチャンスが転がっていないか、よくよく観察するつもりだ。

　そんなことを言っている間に、eBayの決済方法多様化の方針変更を受けてPayPal(PYPL)がプリマーケットで急落している。マーケットが開いてどのような動きをするか、要注目。